OH！SUMMER！

"王様"と呼ばれる人を初めてみました。

何処の国の王様かは存じませぬが、
１０年ほど前にディープパープルの名曲を日本語直訳してカバーした"深紫伝説"でヒットをとばした方らしいです。

アフタービート三周年の時はタイムオーバーで見る前に帰ってしまったので今日は朝から楽しみにしておりました。

おなじみアフタービートの楽屋から荘厳なSEと共に登場した王様。

厳かにたおやかに、セッティングを始めた王様。

さすが王様。
セッティングから優雅。
そして高貴な方とは思えぬほど気さくに語り始めた王様。
あわや出オチかと危ぶまれましたが、さすがは王様。
まだ一曲も演奏しないうちに早くも民衆の心をつかまれた模様です。
そしてツェッペリンの移民の詩からロックンロールへと続き、ビートルズの名曲メドレーへと続きます。

電気ギターの調べにのせてエゲレス語を下々のものにも理解できるよう本訳して歌い聴かせてくれる王様。

楽器の腕前も達者であらせられます。王様にとっては下々の電気楽器ごとき弾くのはたやすいことなのでしょうね。
なによりすばらしいのは教養あふれる翻訳センス

ツイスト＆シャウト→ひねってわ～お

シェキンナベイベー→腰振り赤ちゃん

パラサイト→サナダムスメ

ロックンロールオールナイト→どんちゃん騒ぎ夜通し

ジャンプ→ぴょん


なんとわかりやすく、なんとユーモアあふれるお言葉。

そして最後の曲を演奏する前に「アンコールは二曲用意してあります…」とささやいて、こっそりとこの先の段取りを教えてくれるこの優しさ。

さすがは王様。

すばらしき王様。