蝉しぐれ

夏の夜空に～
潤いを～
もたらすけれど～♪


…って
どっかで聞いたような ...

「蝉しぐれ」を見ました。
また藤沢周平です。
監督は違う人だけど。
舞台はおなじみ東北の海坂藩。

台詞が東北弁でなかったのはちと残念だけど。
面白かったです。

しかしいいかげん時代劇も飽きたなぁ。

今度は生の侍を見たいなぁ。

どっかにおらんかなぁ。

美しい妻をもつとそれだけで苦労が一つ増える

武士の一分を観た

図らずも

たそがれ清兵衛

隠し剣鬼の爪

と続く山田洋次時代劇３部作を全部観たことになる。
個人的にはたそがれ清兵衛が一番好きだが、
武士の一分も好きだな
木村拓哉、かっこよかった

いや、役柄自体は全然かっこ良くないんだけどね（笑）
ヒーローなどとは程遠い
それこそどこにでもいそうな
ごくごく平凡な下級武士（仕事は殿様の毒見役）

仕事中の事故事故で障害が残り、働けなくなって
さあこれからどうやって暮らしていこうって途方に暮れてたり

国から保証が出て一安心と思ったら
妻の不貞疑惑が浮上したり

災難につぐ災難
文字通り真っ暗闇のどん底
気の狂うような苦悩の日々

観てるだけで生きる気力をなくしそうな内容です


ここまでは。


やはり時代劇ですから
刀を抜かずには終われません

決闘など出来る体じゃない
万が一勝ったところでなにも得るものなどない
それでも避けては通れない...


３部作の中で一番悲しい決闘かも知れません